動画・映像制作用語
【ジングル】
jingle
ジングルとは、ラジオやテレビ番組で使用される短い音楽やサウンドロゴのことを指します。番組や放送局の識別、コーナーの区切り、演出効果など、様々な目的で活用されています。
番組冒頭のオープニングジングルや、コーナー開始時のサウンドロゴ、ニュース速報の開始音、天気予報の前の音楽、放送局名を歌った短いメロディなど、その使用方法は多岐にわたります。特にラジオでは、番組の雰囲気作りやテンポ・リズムの調整、リスナーの注目を集めるための重要な演出要素として機能しています。
また、ジングルは番組の内容や性格を端的に表現する役割も担っており、聴取者が即座に番組を認識できる音声的なアイデンティティとしても重要な役割を果たしています。CMへの移行を示す合図や、定時情報の前後に使用されるなど、番組の構成や展開を支える不可欠な要素となっています。
ジングルの由来
クリスマスソングの定番 Jingle Bell 🎵 という歌がある通り、鈴の音のような「合図音」に由来するようです。昔、ニッポン放送系列で放送されていたラジオ番組「オールナイトニッポン」で使われていた 🎵オールナ〜イトニ〜ッポン🎶 などが有名ですね(古い!)。かつて人気があったラジオ深夜放送では、長時間の番組内容を、聴取者を飽きさせないよう、いくつかのコーナーに区切っていましたが、その区切りを示す音楽としても、コーナーごとに異なるジングルが使われていました。
【関連用語】
1. ステーションブレイク(Station Break)
放送局の識別やプログラムの区切りを示すために使用される短い時間のことで、ジングルと共に放送局名などが挿入されます。
2. サウンドロゴ(Sound Logo)
企業や番組のイメージを音で表現した短い音響効果で、ジングルの一種として認識や記憶を促す効果があります。
3. アイキャッチ(Eye Catch)
番組とCMの間に入る短い映像や音声で、ジングルと組み合わせて番組の印象付けに使用されます。
4. ブリッジ(Bridge)
番組内の異なるコーナーやシーンをつなぐために使用される短い音楽のことで、ジングルの一形態として機能します。
5. シグナルソング(Signal Song)
番組の冒頭やエンディングで定番的に使用させる楽曲、いわゆるテーマソングで、番組が始まることや終わることを告げる役割と、番組の世界観を醸成し、視聴者の記憶に残るようにする役割があります。