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動画・映像制作用語

【シナリオライター】

scenariowriter

「シナリオライター」とは、映像や演劇など「時間をともなう創作物」を、自分以外の人に実演させるための設計図を言葉によって記述する人、あるいはその職のことです。

一般的にシナリオライターは、映画、テレビドラマ、演劇などの脚本・台本を書く人のことですが、現代ではテレビゲームや遊園地やイベントのアトラクションでもシナリオライターが活躍しています。

これらに共通するのは、視聴者や体験者に、創作者の意図に沿った感情のうねりを生じさせることです。従って、この仕事には社会情勢、人間の性(さが)、集団心理、文化的な背景などによる認識の違いなどの知識を総動員して、効果的なエピソードやモチーフを配置、強調や変化といった演出を加え、ナラティブを構築することが求められます。



原作があるシナリオ・著作者の人格に敬意を払う人間性と技術


「書き下ろし」と呼ばれるシナリオは、シナリオライター自身がプロットを発案、作成するものですが、多くのドラマシナリオは、原作、原案となる「異なる媒体のための物語」から生み出されます。


例えば漫画として創作された物語を、アニメに置き換えるには、アニメのためのシナリオが必要になり、漫画のコマの間に描かれていない部分も書き加えなくてならず、そこには必ず新たな創作が加わります。

文学を映画化する場合には、文字を映像化するという、さらに著しい創作が必要になります。


異なる媒体に創作物を乗せるには、異なるドラマツルギーが必要であることを深く理解しなくてはなりません。まったく同じものが出来上がるということはあり得ません。

そのため、シナリオライターと原作者の間では、意図や意思の確認、調整が必要になります。

シナリオライターという職は、単に物語を紡ぎ出す才能にとどまらず、著作者の人格に敬意を払う人間性、さらにそれを実現可能なシナリオにする、豊富な知見と技術が求められます。

シナリオライター

​【関連用語】

1. 脚本家


シナリオライターと同義語ですが、映画界、演劇界で使われる頻度が高く、同じ原作を扱っている場合、脚本家によって印象が異なる「脚色力」に注目した呼び名かも知れません。

2. 構成作家(放送作家)


テレビやラジオ番組の企画、構成、台本作成を担当します。番組の流れやコーナー、出演者のセリフなどを考え、番組を面白くするためのアイデアを提供します。バラエティ番組、情報番組、ドキュメンタリーなど、幅広いジャンルの番組制作に携わります。企画力、構成力、ユーモアのセンス、情報収集能力が求められ、出演者やスタッフとのコミュニケーション能力も重要です。


3. コピーライター


テレビCM、Web広告、企業PR映像などの広告コピーを制作します。短い時間で商品の魅力や企業のメッセージを伝え、視聴者の心を動かす言葉を選びます。ターゲット層に響くキャッチコピーや、商品の特徴を際立たせる文章を作成します。

4. ゴーストライター


有名人になり変わって文章を書く職業です。楽曲の創作でも使われます。いずれの場合も、著作者となる人の意思、意見が尊重されると考えられますが、実際がどうかはケースバイケースのようです。

 

 

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