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動画・映像制作用語

【エコーチェンバー】

echochamber

「エコーチェンバー」とは、インターネット、特にSNS上で、自分と似た意見や価値観を持つ人々が集まり、その中で情報が共有されることによって、あたかも「反響室(エコーチェンバー)」のように、特定の意見や情報が増幅・強化されていく現象のことです。


1. 認識のパワーアンプ(拡声装置)


フィルターバブルによって発生した認識は、このエコーチェンバーによって増幅されます。ユーザーは自分と似たような興味や意見を持つ人々と繋がりやすくなり、その結果、同じような意見を持つ人々が集まるコミュニティが形成されます。コミュニティ内では、特定の意見が繰り返し共有され、強化される一方で、異なる意見は排除される傾向があります。



2. 危険性

意見の二極化、誤情報の拡散、排他的な思想の形成などです。エコーチェンバー内で特定の意見が強化されると、異なる意見を持つ人々との対立が激化し、社会的な分断が進む可能性があります。また、エコーチェンバー内では、誤った情報や偏った情報が拡散しやすく、社会的な混乱を招く可能性があります。さらに、特定の意見や思想に固執することで、多様な価値観を受け入れられなくなり、排他的な思想が形成される可能性も指摘されています。

エコーチェンバー

​【関連用語】

1. パーソナライズ


個々のユーザーの属性や行動履歴に基づいて、情報やサービスを最適化して提供することを指します。



2. フィルターバブル


インターネット検索やSNSなどのアルゴリズムによって、ユーザーの興味や関心に合わせて情報がパーソナライズされ、あたかも泡(バブル)の中に閉じこもったように、自分が見たい情報ばかりが表示される現象のことです。



3. 認知バイアス


人間が物事を認識し、判断する際に生じる、無意識的な思考の偏りのことです。



4. インフォデミック


「インフォデミック」とは、情報(information)と流行(epidemic)を組み合わせた造語で、特にインターネットやSNS上で、誤った情報やデマ、噂などが急速に拡散される現象を指します。



5. アルゴリズム


特定の問題を解決したり、特定のタスクを実行したりするための手順や規則の集合のことです。

 

 

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